佐宗恭 オーストラリア参戦レポート
Kyo Saso Report
2017 Australia Training Trip
寒い日々が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今日は現在オーストラリアにてオフシーズン最終調整を行っている、佐宗恭からレポートが届いているので紹介していきます。
オーストラリアへは5回目の遠征となる佐宗恭。
2009年世界選手権大会以来ほぼ毎年通い、今では会場でも同世代から「Kyoは来てるか?」って良く声をかけられるまでに。
彼が単身オーストラリアへ渡りトレーニングを行うのはなぜか、そして何を見て、何を学んでいるのか。
また今週末のレース情報とあわせて、是非ご覧ください。
トレーニング環境と海外生活を求めて
今回ボクが滞在先を決めた第1の理由は、やっぱりトレーニング環境です。
日本が冬で乗れない時期、オーストラリアは真逆の夏です。暖かい気候で乗れることは最高です!僕の滞在先の家から自転車で1分のところにコース、2分で大きなジムがあります。
いつでもコースを乗ることができ、そして周りにはレベルの高いライダー達が多いので、刺激をもらい自分もどんどん挑戦しクリアできています。
他には、「海外生活を自分でコントロールして活動していけるようなる」という目標があり、これを達成するためにオーストラリアの友人宅へホームステイを選びました。
今回は滞在先を選ぶところからできるだけ自分で行動していて、今までの海外合宿等で学んだことを活かせています。
これからオリンピックを目指していく上で、今回の遠征では競技力以外の部分も大きく成長させられるようにしたいです。
目覚めてから寝るまで、充実した練習の日々
朝起きて朝食を作って食べ、GYMでのトレーニング。
帰宅後昼食を作って、午後はコースへ行って、夕食後もストレッチやトレーニングノートを書いたりと寝るまでBMX漬けで充実しまくりです。
午後がレストの場合は、同年代の子が周りに3人いるので、海へ遊びに行ったりして、英語の環境でも問題なく楽しんでます!
待ちに待ったジュニアエリート参戦
心境は楽しみです。目標、課題は色々ありますが、怖がらずに突っ込んでいき、どんどん新しいことにチャレンジしていきたいです。
ポイントは自分に勝つところだと思っています。
毎年、毎レースの課題ですが、今年はジュニアで少しも無駄にできないのでしっかり克服します。
また今年からはワールドカップへの参戦も始まるので、オーストラリアの元トッププロであり、現在オーストラリアユースチームのコーチを努めるルーク・マディル氏のバックヤードに常設されているSXコースで練習をしています。
レースのイメージは完璧
今年最初のレースは、2月4日のオーストラリアナショナルシリーズ第2戦に参戦します。
レースが開催されるシェッパートンというコースは、動画を見る限りコースの全長が長いのと、テクニカルなプロセクションが第2−第3ストレートと続いて、総合的にタフなのが印象的です。
僕はスプリントが得意なので、特に第1ストレートが長いシェッパートンのトラックには自信があります。まだ走ったことはありませんが、イメージは完璧です!
今週の金曜日にNSW州チームオンリーの練習があり、それに参加させていただける事になったので、そこで感触をつかんでレースに挑みたいです。
目標は2日間決勝進出です。
調子は凄く良く、タイムも上がってきています。
ライバルはいっぱいいますが、まずは緊張に打ち勝って自分の力を出せるようにします!
オーストラリアナショナルシリーズ第2戦
ユース層に伝え続けてきた「海外で生き抜くチカラ」を理解し、海外合宿等で作った友達とのコネクションを活かして、レースへ参戦できていることは、本当に嬉しいです。
第2戦には佐宗恭の他にも、同年代で小学生から共に戦ってきた島田遼選手や、中井飛馬選手が参戦を予定しており、彼らのジュニアエリート初戦が今から待ち遠しいです!
レースの様子はライブ放送が予定されているので、日本からも応援よろしくお願いします!